007Black Humor2026.01.14

効率化の末路

会社は会議を減らすために会議を開いた。その会議で決まったことは、会議の効率を上げるための委員会を設立することだった。委員会は毎週会議を開いている。進捗は順調だ。

効率化コンサルタントが会社にやってきた。 「御社の問題は、無駄が多すぎることです」 彼は3ヶ月かけて調査し、500ページの報告書を作成した。 報告書の結論:「報告書が長すぎる」

ある会社では、メールを減らすために新しいチャットツールを導入した。 今では、チャットでメールについて議論し、メールでチャットの使い方を説明している。 コミュニケーションは3倍に増えた。

「働き方改革」のスローガンが掲げられた。 残業を減らすために、残業してスローガンを作った。 スローガンを全社に周知するために、追加の会議が設定された。 会議は業務時間後に行われた。

自動化の専門家が言った。 「この作業を自動化すれば、年間100時間節約できます」 自動化システムの構築に200時間かかった。 メンテナンスに年間150時間かかっている。 「でも、いずれ元が取れます」

究極の効率化とは、何もしないことだ。 何もしなければ、無駄は生まれない。 しかし、何もしないことを決めるための会議が必要だった。

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