012Dialogue2026.01.09

境界線

A

自分と他人の境界線はどこにあると思う?

B

皮膚だろう

A

そんな単純な話じゃない

B

では、どこだと思う?

A

分からないから聞いているんだ

B

思考は自分のものか?

A

もちろん

B

でも、その思考は外部からの影響を受けている。読んだ本、会った人、見た映像——すべてが混ざり合って「思考」になる

A

それでも、最終的に考えているのは自分だ

B

では、誰かの言葉をそのまま信じている時は?

A

...それも自分の選択だ

B

選択。面白い言葉だ。君は本当に「選んで」いるのか?

A

選んでいる、と思いたい

B

正直だな

A

結局、境界線なんてないのかもしれない

B

あるいは、境界線は固定されたものではなく、常に揺れ動いているのかもしれない

A

揺れ動く境界線

B

時に広がり、時に縮む。誰かと深く繋がる時、境界は曖昧になる。孤独な時、境界は硬く明確になる

A

それは不安定すぎる

B

安定していなければならない理由があるか?

A

...ない、かもしれない

B

境界が揺れ動くからこそ、私たちは他者と繋がれる。完全に閉じた自己は、完全に孤独だ

A

でも、完全に開いた自己は...

B

存在しない。どこかで線を引かなければ、「自分」はなくなる

A

そのバランスを取り続けることが、生きるということか

B

少なくとも、一つの定義ではあるだろう

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